new
点々と光るだけの/暗闇を
時間は 前へ、
「あなた」という「私」の消失と、「私」という「あなた」の派生
―――――
ライトバース出版より
2024年7月18日(木)発行
原島里枝
新詩集『常夜灯』
A5サイズ 100頁(本文96頁)
ソフトカバー/写真提供August
定価2400円+税
―――――
【帯文】詩人 広瀬大志
夜闇に目を凝らして光芒を求めたとき、それが「点々と光るだけの」「常夜灯」であったならば、その薄明こそが儚くも希望であり、命の確かさと堆積した記憶の行方を「未来側」へと照らし出す星芒の眩みとなるであろう。
原島里枝の詩集『常夜灯』は、「幻のような距離感」を用いて、我々をそのような「時間」へと導いていく。
「あなた」という「私」の消失と、「私」という「あなた」の派生が、記憶の承認であるならば、その「静謐の連弾」に、言葉は美しく点滅する。
―――――
※収録作品は画像にてご確認できます。
書影に続く画像をご確認ください。
収録作品のうちの、「水紋」「常夜灯」「蝸牛の歯列」の3作品が読めます。サンプル画像は、クリックすると全体の画像がひらきます。